詩『たつ人』『もういちどおしゃべりするために』

たつ人


ちくちくした 音声に

いろいろなもんのせてねえ
ささくれだってるので
HOW? の返す言葉も交通不良とあいなりまして

屏風のうちがわでしれっと
してるつもりだったんですが
おやっと わいた
いたずら心と悪意の芽

んで
広場のモニュメントに飾ってみました
ちくちくを 世界に
すると反転したいじめっこが
パロディを繰り返してくれました

なんだ

単なるいじめだったのか
しょうもない
けどちょっと愉快
確実に愉快でした
その愉快さが
悪の調和に役立ってる
そういう世界が見えました

離脱しました





もういちどおしゃべりするために


それぞれがそれぞれに//めいめい大切なことして

((それでご報告して))
すると
「よかったね」

返報//ごあいさつのごあいさつ/帳尻合わせ
うけたまわる
習わしになっておりますゆえ

その村のルールの、一番外側はしらない
顔もわからないのっぺらぼうが仕切ってる
この内側の中心に
仲睦まじく寄り添って暮らす
またとない互いに大好き同士のご安心/疑似ファミリーは
さあ
この海のむこうの光景を
セカイから排除しま/していま。す

((もうわかってんだよそんなこと……
((わかりきってんだよいまさらに…
//しつこい、イシキテキ ナ ロートル住人が不明な言語をしゃべった

かは
かは
かは は // /   ぶ

真面目な話がしたい、と思ったら
ふたつの道があります
もっともみすぼらしい面構えをした
けれども安心してばかにできる程度の
自分が王様の家来だと短絡した連中の
一味にくわわること
もうひとつは
この限定されたしあわせなセカイのしあわせっぷりを
丁寧に裏切りながら
彼らが切り捨てた//無意識の/世界を
もういちどこっちに接続すること

おい
この世界は生きるに値しないのだと
証明することは
あまりにもたやすいから
反証するのだ
きみができなかったことのよう
/に


1 件のコメント :

  1. 『たつ人』
    例の音声を聞いて。

    『もういちどおしゃべりするために』
    集団のなかで。また、大勢の景観。

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